線路は続くよどこまでも Ex43 ピックは指の腹をのせるだけ
最近、自分の癖を発見できました。それは「ピックを親指の指先の方で持ってしまう」というものでした。
右手親指の一番力が入りやすいところで持つと、「持ちやすい」がゆえに、無意識的にギュッと握ってしまうのでした。
それで「腹」の部位全体を使って「面接触」でピックをホールドすることができずに、点接触になっていました。これではピックはくるくる回りやすいです。最近何となくピックがずれやすいという症状に陥っていました。
これは根本的にピックの持ち方が悪いのではなかろうか?と思いまして、いろいろやった結果、すこしずつ自分なりの改善点が見つかってきました。
ピックを柔らかく持った状態では弦に対して当たりがソフトになるので、音量が小さくなります。
そのためストロークやカッティングの演奏のときは、ストロークの「スピード」で音量を大きくします。大げさに右手を振ります。キレよくカッティングすることができます。ピッキングのスピードも上がり、コードの音がまとまって聴こえます。
単音演奏のときは弦へ「深く当てる」ことで音量を大きくします。これでダイナミクスのある単音演奏をすることができるな。
実は以上の事項の「リラックスしてピックを持つように」等の事例は、どの教科書にも書いてあります。
「心はリラックスしていても、実際には指に力が入っている」ように持とうとしていたので、ちょっと身体にたいして考え方が浅かった。
今回の『線路は続くよどこまでも』はひとつ下のフレットからメロディを持ってくるような感じで演奏しました。
途中、5フレットに集中するところでモタモタしておりますw
演奏テクニックというか、「ピックを持つ」という基本動作だけでもギターに対する発見はあるもので、線路の先はまだまだ本当に続いているなぁと思う次第です。はい。