ピックの厚さは厚いほうがいいかも

ピックの厚さは、沼である。人によって好みもあるし、またその一人ひとりをとっても時期によって、または目指す音によって、用いるピックが変わってくる。

自分の場合は、いまのところ以下の2つのピックがメインである。













左:ピックボーイ社製 ビンテージ・ホワイト・クラシック 1.00mm トモ藤田氏の愛用ピックということで使い始めたもの。非常に弦を弾くのにいいぐあいのプラスチックで、ピックノイズが異常に少ない。人によっては表面がつるりとしているかもしれない。

右:Master8Japan製 INFINIX ハードポリッシュ ラバーグリップ 0.8mm 日本のメーカーのピックということで知る。素材がメガネとかに使われる特殊なプラスチックで耐摩耗性や「しなり」がすごい。ツヤ消しのように表面がしっとりさせられており、その上にゴムですべり止めもされている。弦に触れた瞬間に音がよく出る。人によっては弦とピックが引っかかりすぎるような感触もある。

シンプルなものと、むちゃくちゃ多機能のものが、いま好んでいるものなのである。その間を「行ったり来たり」しているのが趣味のギターの現状である。

どちらも良いところがあるのだが、「人差し指とピックの関係を優先させる」仮説においては、昔から使っていたピックボーイのもののほうがいい音がしているような気がする。

少し硬めの、むしろ「しならない」使用感が、指の感覚を鋭敏にしてくれているような感じがする。「薄すぎるピックは、初心者のうちはやめておいたほうがいい」という様々な教則本に書かれている言葉がなんとなくわかったような新年である。

やはり先人が「(これと言った決め手はないけれど)敢えて言う」ことは、少しわからない状態が続いてもい試すべきというか、長いスパンで考えておくべきだなと感じた。

このブログの人気の投稿

ナットにグリス

ピックの硬さはどれくらいがいいのか

またスピーカーコーンを変える